ようやく春の暖かさが感じられ、桜も開花してまいりました。

少し気が早いかもしれませんが、ゴールデンウィークはゆったりと、極上の音楽に包まれるひと時をお過ごしになるのはいかがでしょうか。

今回は、「メンデルスゾーンの歌」をより楽しんでいただくために、メンデルスゾーンについてたっぷりとご紹介します。

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どんな作曲家?

19世紀初期における、最も成功し、最も崇拝された音楽家です。代表作は、教科書にも載っている歌曲の「歌の翼に」や、「ヴァイオリン協奏曲《メン・コン》」、「交響曲《イタリア》」、「真夏の夜の夢」の序曲や結婚行進曲、「フィンガルの洞窟」などがあります。

 

時代・作風は?

ドイツロマン派。しかし、同時代のショパン、シューマン、リストのような豊かな音楽構成とは違い、古典派の和声と様式を守っています。職人気質で落ち着いた雰囲気のある作風は、当時の保守的な音楽愛好家から高い評価を受けていました。

 

メンデルスゾーンの“歌心”について

メンデルスゾーンの作品には、歌曲のような旋律感があり、そこには選び抜かれた音の美しい響きがあります。その華美すぎず鮮明な美しさを持つ音楽は、私たち日本人の「素朴な美しさ」を愛する感性に通じるものがあるように思います。

その中でも、メンデルスゾーンが生み出した作品様式である無言歌は彼の“歌心”がよく表れています。無言歌とは、歌曲のような旋律を持つ器楽曲のことです。まるで「歌詞のない歌曲」ともいえるでしょう。シンプルな構成のため、誰でも気軽に楽しむことができ、19世紀以降、家庭音楽として人々に親しまれてきました。

メンデルスゾーンの美しい“歌心”の通った楽曲で洗練された音の世界をご堪能下さい。

 

■■川崎・しんゆり芸術祭2017参加企画

『メンデルスゾーンの歌』■■

日時 :2017年5月2日(火)開演19:00

出演 :尾崎未空(ピアノ) 篠崎史紀(ヴァイオリン) 桑田歩(チェロ)

大森智子(ソプラノ) 酒井愛可(ピアノ 歌曲)

会場: 昭和音楽大学南校舎5階 ユリホール

料金 :一般 3000円/学生1500円

※ゆりフレンズ料金での販売は昭和音楽大学チケットセンターのみ

公演詳細、チケット購入方法はこちら▶

http://www.tosei-showa-music.ac.jp/event/20170502-00000322.html

 

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